ご自分の歯を鏡で見てみたことはありますか?
髭を剃ったり、メイクをする際に鏡を見ることはあっても、口を開けてじっくりと自分の歯を1本1本観察することを習慣にしている人は少ないかもしれません。
ぜひ見てみましょう。「奥歯の噛み合わせのところが茶色い気がする」「いつも食べたものが挟まるのはここの歯か!」など新しい発見があることでしょう。
歯医者さんで定期的に歯を診てもらうことは非常に大切なことです。
しかし、それよりも大切なことは 自分の歯や口の中の状態を自分自身がよく把握しておくこと です。年齢と共に、歯や歯茎の特徴も変わるものです。
自分自身の顔や身体と同じように、小まめにチェックしておくと何か異常があった際に気が付きやすくなります。
早期発見・早期治療のススメ
歯科治療において、何よりも重要なことは 「早期発見・早期治療」 です。
例えばそれが虫歯であったとしても、早期の発見であれば最小限の治療で済むことがほとんどです。
しかし発見が遅れてしまったり、症状を放置した結果かなり進行した状態からの通院ですと、大がかりな治療が必要になることが多く、その場合は治療に痛みを伴ったり、最悪のケースですと抜歯をしなくてはいけなくなることもあります。
歯医者が苦手だという方はとても多く、そのために歯や口内に異常を感じてもついつい後回し・見てみないふりをしてしまい、症状が進行してどうにもならない状態になったことで受診される方も多数いらっしゃいます。
人間の歯は人生で1度しか生え変わりません。
ご自身の歯をより長く大切にお使い頂くには、何といっても虫歯などの早期発見・早期治療が重要 です。
日頃からご自身の口内状態をよく把握しておくことで、ちょっとした違和感や異常にもすぐに気が付くことができます。
そして、少しでも心配や不安な点があれば「かかりつけ医」に相談することが大切です。