予防歯科の重要性
予防歯科という考え方自体はヨーロッパを中心に以前から存在していたものですが、日本での広がりはここ15年ほどであるとされています。予防歯科、と聞くと大それたものに聞こえるかもしれませんが、 歯みがき自体はもちろんのこと、歯みがきの後のデンタルリンスや糸ようじ・デンタルフロスも予防歯科である「オーラルケア」のうちの一つです 。
ですから、「予防歯科なんてしたことがない」とお考えの方でも知らず知らずのうちに習慣として行っていることも多いはずです。
これらは、ご自身でできる予防歯科の一環としても非常に有効です。
ようやく認知度が広がってきた予防歯科ですが、残念ながら我が国日本では、まだまだ実際の普及率は低いとされています。
これは、単純に歯みがきをしている人の数やデンタルフロスをなどを使用している人の数を指しているわけではありません。
きちんと 正しい予防歯科に取り組めているか 、という点を重要視した数字なのです。
日本人の約80%が歯周病であるとされており、この歯周病が原因でご自身の歯を抜かなくてはならない事態になってしまう方が非常に多くいらっしゃいます。これは私たちが日頃から正しい歯みがきやそれ以外の予防歯科を実践できていないということです。
正しい知識と技術を身に付けなければ、健やかな歯や歯茎などの口腔環境を保つことはできません 。